2019年2月24日
産地のこと

 

イベント最終日。いよいよオークション開催です!

 

はじめにこのオークションに出品しているコーヒー農家たちと私たち入札者とでお互いに自己紹介をおこない、その後は入札者のみがカッピングルームに入り約1時間のオークション。各コーヒーどんどんと入札が入り、今回の最高額は1ポンドあたり54ドル(1キロあたり約13000円)での落札となりました。

 

カリオモンズコーヒーではいくつかの候補の中から、台湾の焙煎やブリューワーズなどのチャンピオンLuluさんとの共同入札で1ロットを落札。空輸での輸入となりますので、春には日本に到着するかと思います。

 

いくつかの農家さんとお話をしましたが、どの農家もそれぞれに熱い想いがあり、味や情報では到底計れない美味しさがそこにはあるのだと改めて感じました。
ひとつひとつのコーヒーには作り手がいて、その事実は店頭で販売するときのセールストークに留めては到底いけないものです。

 

一杯のコーヒーを通じてどこまで飲み手と作り手との距離感を縮めることができるか、それは、ひいては関わる全ての人が美味しいコーヒーを生み出す共同体となることを指しています。

 

私たちもそのわずかな一部としてお客さまに何を感じてもらえるか。ロースターやバリスタのレベルの違いはそこにでるのだと再認識しました。

 

世界中から集まったバイヤーたちとのそれぞれの国のコーヒートークもとても興味深く、収穫の多いブラジル滞在となりました。

 

 

 

2019年2月22日
産地のこと

 

カッピングが終わってからはコーヒー農園の視察。

 

ブラジルと言えば平坦な大農園で機械を使って大量生産するイメージが強いですが、ミナスジェライスとエスピリートサントの境目にあたるこのカパラオのエリアは標高が高く斜面が多いエリアになっていて、中米のコーヒー農園と同様に山の斜面でコーヒーが栽培されています。

 

このNinho da Aguia農園では20年ほど前からオーガニック栽培をはじめており、恵まれた環境を活かした栽培方法や、ヒマワリやコーンを一緒に植えることで土壌の成分をコントロールするなど、様々な角度から良いコーヒーが育つ環境を整えています。

 

農家さん自身も良いコーヒーを積極的に飲むことを心がけているそうで、休日を使ってレベルの高いカフェにコーヒーを飲みに行くなど自らの舌でも味をきちんと判断できるように努めているとのことでした。
当たり前のように感じますが、実は生産国では味の判断ができるコーヒー農家は多くなく、大多数は自分の農園の一番良い味を知ることなく出荷しているのが現実です。

 

機械を使わず全てを手で収穫することはとても手間と人件費を要しますがそれをこのブラジルで実現できていることに驚きました。

 

 

2019年2月21日
産地のこと

 

いよいよイベントが始まりました!
品質についてのカリブレーションカッピングをした後、出品されているサンプルをカッピングしていきます。
ブラジルコーヒーのイメージをアップデートすることを目的としたこのイベント。どのサンプルもユニークでバランスも良く、これまでのブラジルコーヒーとは全く異なる味わい。コーヒー生産大国ブラジルの新しい一面を見ることができました。

 

別会場では近隣エリアのコーヒー農家たちを集めてシンポジウムも開かれており、良いコーヒーを作ることの重要性、それを実現するために必要な消費国とのリレーションシップについて話がされていました。
私たちも途中から合流しましたがどの農家も熱心に聞き入っていて、メモを取ったりときおり大きな拍手が起こったりと会場全体が熱を帯びた様子が伝わってきます。
現状に満足せず、より良いものを目指して協働していく姿にコーヒー農家としての覚悟や誇りを感じながら会場を後にしました。

 

 

 

2019年2月20日
産地のこと

 

サンパウロからヴィトリアに移動し、エスピリートサントのエリアにあるcamocim農園を訪問してきました。

 

ここではバイオダイナミック農法を採用しており、月の満ち欠けや宇宙全体のエネルギーサイクルを利用した栽培を実行しています。ナチュラルワインのぶどう農家や、近年お茶農家にも多く見られる栽培方法です。

 

使用する肥料や水の使い方、収穫のタイミングに至るまで、全てにおいてバイオダイナミックの理念に基づいた管理体制を実現しており、自分たちも自然の一部として営んでいく強いプライドが感じられました。

 

3枚目の写真はジャクーバードが食べたコーヒー豆が糞になって排出されたもの。これもきちんと処理をしてコーヒー豆として仕上げられます。
インドネシアのコピルアクのようなもので、他にも象に食べさせたりと動物の体内酵素を利用したコーヒー豆はコピルアク以外にもたくさん種類があるのです。

 

 

2019年2月18日
産地のこと

 

今日はサンパウロ内のカフェをいくつか案内していただきました。

 

どのカフェも朝からたくさんのお客さんで賑わっていて、ブラジルとコーヒーとの関係の密接さを目の当たりにしました。
ブラジルでは国の方針でコーヒー豆の輸入ができません。国内で流通するコーヒーの全てがブラジルのコーヒーになっており、その消費量は年々伸び今や年間2100万袋(60kg換算)にも達するそうです。

 

訪問したひとつのお店は家族経営ながらコーヒー農園の運営から焙煎、カフェ経営、技術を学ぶアカデミーまでを事業化しており、こういった一貫した体制が全体のレベルの底上げに寄与していることが感じられました。

 

ドリップやエアロプレスをオーダーするとテーブルまで器具を持ってきて抽出する形式が多く、目の前で説明を聞きながらコーヒーの抽出を見ることができます。全てブラジルのコーヒーながらキャラクターに富んだユニークなコーヒーを楽しむことができました。

 

午後からはcarmo coffeesのプロモーションカッピング。
オークションとは直接関係はありませんが、他の生産国にも負けないクオリティの高いコーヒーが並びました。特に評価の高かった2つのコーヒーは同じ生産者。技術力の高さがうかがえますね。

 

サンパウロのプログラムは今日で終了し、明日は飛行機でエスピリートサントに移動します。

 

 

1 2 3

月別アーカイブ