忘れられない一杯
2019年3月12日
産地のこと

 

ラ・エスペランサのサミュエルさんを訪ねました。

 

お父さんのサラティエルさんが亡くなられて丸一年、すっかり農園主の顔つきへと変化していたサミュエルさん。
農園を一緒に歩きながらこの一年を振り返り、これからの農園運営や彼自身のビジョンを聞きました。

 

彼は大学時代は農学を専攻してきたこともあり元々その方面に詳しかったのですが、その奢りからか数年前に日陰を確保するシェードツリーを減らし生産量をあげる対策をとりました。
確かに生産量はあがりましたが品質は良くならず、その体験を経て今はまた日陰を確保するための木を植え始めています。

 

自身の奢りを素直に認め、少しずつそれを元に戻してお父様の意思とともに引き継ごうとするサミュエルさんの姿を見ながら、きっと彼は素晴らしい農家になるんだろうなと確信が持てました。

 

家に戻ってからは日本から持ってきていた彼のコーヒー豆と器具でコーヒータイム。なんと彼自身がドリップを申し出てくれました。

 

ニカラグアで彼が作ったコーヒー豆を、日本で私たちが焙煎し、それをニカラグアで彼が抽出する。

 

これ以上のコーヒーがあるでしょうか。

 

「こんなに美味しいカトゥーラ種のコーヒーを初めて飲んだ!」
と自身のコーヒーに驚く彼の横で、私たち自身も忘れることのできない一杯を味わうことができました。

 

 

 

 


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『すべてのコーヒーが持つ物語』を伝えたい。 カリオモンズコーヒーで取り扱うコーヒー豆のほとんどは、生産国のコーヒー農家から直接買い付けてきたコーヒー豆です。毎年自分たちで生産国のコーヒー農園を訪ね、情熱ある素晴らしい生産者たちから継続的にコーヒー豆を買い付けています。 生産者から消費者まで、私たちが取り扱うコーヒー豆に関わっているすべての人が豊かであるように、その背景までを伝え繋いでいくことが私たちの使命です。
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